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大阪Nikonサロン展 本日より開催 11月14日まで

IMG_0088のコピー.jpg

彼の生活」country songsよりの大阪Nikonサロン展の設営が昨夜に終わった。
これは6月に銀座Nikonサロンで開催した展示の巡回展となる。予定では銀座だけで終了するはずだったが予想に反して好評だったこともあって、アンコール展のお話をいただいた。
大阪生まれではあるが、大阪での個展は今回が初めてのこととなる。
どういう方が、どういうかたちで「彼の生活」をとらえてくれるか、正直不安ではあるが、一方で楽しみにしている。

これまで東京を中心に少しずつ写真を発表してきたが、設営は僕の好きな時間のひとつだ。あらかじめ計画しておいた展示のレイアウトが少しづつかたちになっていく時間。それは、個として存在していた一枚一枚の写真が、隣り合う写真たちと結びついてひとつの物語となっていく瞬間でもある。
ときに饒舌となり、あるいは沈黙し、また、語り始める、ずらりと並んだ写真群は、一枚であったときに比べ、小説のように感情を持っていくように感じる。

僕の展示の場合、大切なのはレイアウトはもちろんのことだがスポットライトの存在も重要だ。
暗室で写真展用のプリント作成する際、常に意識しているのがタングステン球によるスポットライトの色味。この古くも美しいタングステンの光を浴びて、色味が冴え、深まり、印画紙のなかに写るディティールの立体感が増していく。それをイメージした色に調整し、濃度を考え、プリントを作っていく。
これは、モニターディスプレイでちょこちょこと指先を動かしてつくっていくデジタル暗室とはまったく違う世界だろう。
ディスプレイは発光するがプリントは外からの光を受け取る。
それは、フィルムに受光させることで成立する「写真」そのもの行為に通じている。
暗室で繰り返し、こうした作業を経ているからか、壁面への設営が終わり、蛍光灯を消し、スポットライトをつけた瞬間がとても好きだ。写真が壁面からうっすらと浮き立ち、写真としての強さを持ち始める。

今回も展示も銀座同様、Nikonサロンのベテランのスタッフの手によって美しく設営していただいた。
雫石の大切な友人であり尊敬すべき木工作家である「おりつめ木工」の和山忠吉さんに特別に作っていただいたスプルースの端正なフレームが寸分の狂いもなく一列に並ぶ光景は、まるでポジフィルムを光に透かしてみるように美しく思えた。
自分の写真だからどう、といいうことではなく、印画紙に写るもの、写真というものは本当にはかなく、それでいて強く、濃密で、そしてきれいだ。

大阪に暮らす皆様にとって、「彼」がどのよう存在となっていくのか。
僕は1週間、会場の片隅で見守らせてもらうことになる。
ぜひ、ご覧いただけると幸いです。

大阪Nikonサロンへのアクセスはこちらをご覧ください。
http://www.nikon-image.com/activity/salon/
http://www.nikon-image.com/support/showroom/osaka/#salon





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杉本洋一

前略 奥山様

先ほどニコンサロンでお話をさせて頂きました杉本です。
またお会い出来ることを楽しみにしています。
by 杉本洋一 (2012-11-08 17:03) 

popi33

先程は、突然で驚きツイツイ話し込み大変失礼いたしました!
ここ見つけた!

>「印画紙に写るもの、写真というものは本当にはかなく、それでいて強く、濃密で、そしてきれいだ。」

そう、「ハカナイ」故に、綺麗!
知るは「ハカナサ」、、、

そして、言いそびれたけど!
モノクロ印画紙こそ!鳥肌に出逢えるかと!?

是非モノクロームで撮って欲しい!
すみません!
by popi33 (2012-11-08 19:45) 

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